堺市で感染性胃腸炎の症状でお悩みの方へ。初芝駅徒歩1分、敷地内に大型駐車場・駐輪場がありアクセスが良い中村まさし内科クリニックは、2024年5月1日に、メディカルスクエア初芝モール内に開院、堺市の皆様のかかりつけ消化器内科医を目指します。中村まさし内科クリニックでは胃腸炎症状の患者様が増加しております。冬場のピークは終わりましたが、春・夏前の胃腸炎症状にもお気を付けください。この記事では感染性胃腸炎症状についてを解説いたします。

感染性胃腸炎（食中毒）とは｜堺市消化器内科中村まさし内科クリニック

感染性胃腸炎（食中毒）とは、細菌やウイルスなどが原因で、腹痛・嘔吐や下痢などの症状を引き起こす消化器の病気です。集団感染や二次感染などを起こす場合もあるため、適切な予防・対処・治療が大切です。幅広い年齢層で感染しますが、特に免疫力の弱い小児や高齢者は重症化リスクがあるため、注意が必要です。

感染性胃腸炎（食中毒）の症状

発熱・嘔吐・下痢・頭痛・吐き気・激しい腹痛・血便

感染性胃腸炎（食中毒）の原因

感染性胃腸炎（食中毒）の原因はさまざまあります。年間を通して流行りますが、細菌による食中毒は、気温が高くなり菌が増殖しやすい夏ごろ、ウイルスは春から冬にかけてピークを迎えます。

細菌

• カンピロバクター　加熱が不十分な肉類、鶏肉など　
  感染から発症までが比較的長く（2～5日）原因特定が難しい。ほとんどの場合1週間程度で回復に向かうが、まれに合併症として手足の麻痺や呼吸困難などを起こすギランバレー症候群を発症することがあり注意が必要である。
• 腸管出血性大腸菌　O157など　過熱が不十分な肉類や野菜から
  毒性が強く小児や高齢者が重症化しやすい
• サルモネラ菌

ウイルス

• ノロウイルス　加熱が不十分な牡蠣や二枚貝など　または感染した人からの感染
  発症まで12～48時間。人から人へ感染するため、感染対策が必要。国内の感染性胃腸炎では最も原因患者数が多い。
• ロタウイルス　ウイルスに感染した人からの感染が多い
  感染まで潜伏期間は1～3日。白っぽい下痢が特徴で、ほとんどの人が5歳までに一度は感染するといわれている。
• 腸管アデノウイルス

寄生虫

• クドア
• アニサキス

植物性自然毒

• 毒キノコ
• じゃがいも

感染性胃腸炎（食中毒）になったら

水分補給

下痢の時に大切なのは、水分補給です。便と一緒に水分も排出されるため、体内の水分や塩分が不足して脱水症状になる危険性があります。しっかりと水分や塩分をとって、下痢による脱水を防ぎましょう。
しかしながら嘔吐症状がある場合の水分補給は、少しずつ可能な量にしましょう。

病原体がとめない

嘔吐や下痢は、細菌やウイルスを体の外へ出そうとして起こってます。菌やウイルスを排出する必要があるので、下痢止めの使用はやめ安静に過ごしましょう。治療には整腸剤の投薬がほとんどです。

感染性胃腸炎（食中毒）の予防

• 基本は手洗い
  帰宅後やトイレ後、食事前などはもちろん、調理中も生肉や魚、卵などを触った際はしっかり手洗いをするようにしましょう。
• 調理器具は清潔に
  まな板や包丁は使用後がすぐに洗浄する、生肉・魚類にふれて器具でほかの食材に触れないなど予防しましょう
• 食品は中までしっかり加熱
  表面だけではなく、中まで十分に加熱しましょう。中心部の温度が75度以上1分以上の過熱が目安です。

汚物処理に注意
病原体の便や嘔吐物の処理は、手袋・マスクをつけ、塩素系消毒液をつかって消毒しましょう。

医療機関への相談タイミング

• 胃腸炎症状が長期間続く場合
• 高熱が続く場合
• 強い腹痛がある場合
• 下痢や嘔吐がひどく、水分補給が追いつかない場合
• 血便がある場合
• 意識がもうろうとする、めまい、ふらつきを感じる場合

症状が気になる場合は軽症でも直接予約なしで受診していただければ対応させていただきます。