胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープとは
胆嚢の内壁に生じる小さな突起物のことです。
胆嚢は、肝臓の下にある小さな袋状の器官で、消化のために肝臓から分泌される胆汁を蓄えておく役割を持っています。
ポリープは通常、この胆嚢の内壁から成長します。
胆嚢ポリープの問題点
大多数の胆嚢ポリープは良性(がんではない)で、症状を引き起こすことは少ないです。
しかし、非常にまれに、これらのポリープが悪性(がん)に変化することがあります。
そのため、定期的な医療チェックを受けることが重要です。
胆嚢は壁が薄いため癌であった場合の転移の速度が速く放置することは非常に危険になります。
胆嚢ポリープの診断
主に超音波検査を通じて行われます。
この検査により、胆嚢の中を詳しく見ることができ、ポリープの存在と大きさを確認できます。
治療
胆嚢ポリープが10㎜未満の場合
小さなポリープで症状がない場合、治療の必要はありませんが、定期的な検査で監視することが推奨されます。
胆嚢ポリープが10㎜以上の場合、また多数存在する、他に悪性所見がある場合
ポリープが大きい、多数存在する、また悪性の疑いがある場合は、外科手術によって胆嚢を摘出することが必要になることがあります。
胆嚢ポリープの診断を受けた場合は、定期的な医師の診察を受け、適切な判断のもと管理することが大切です。