コロナ感染症 COVID19について
COVID-19(コロナウイルス感染症2019)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって引き起こされる呼吸器感染症です。このウイルスは2019年末に中国の武漢で初めて確認され、その後、世界中に広がりました。
COVID-19の主な症状
- 発熱や寒気
- 咳
- 息苦しさや呼吸困難
- 喉の痛み
- 味覚や嗅覚の喪失
- 筋肉痛や体の痛み
- 頭痛
- 疲労感
- 吐き気や嘔吐
- 下痢
これらの症状は、感染後2~14日以内に現れることが一般的です。
COVID-19の感染経路
飛沫感染
感染者が咳やくしゃみをした際に発生する飛沫を他の人が吸い込むことで感染します。
接触感染
感染者が触れた表面や物に触れた後、手で口、鼻、目を触ることで感染する場合があります。
空気感染
閉じた空間での長時間の滞在により、エアロゾル(微小な飛沫)を介して感染する可能性があります。
予防方法
1. 手洗い
正しい手洗いを心がけてください。石鹸と水で20秒以上手を洗うことが効果的です。(正しい手洗いをしようとすると15秒以上かかることが一般的です。ご自身の手洗いやお子様の手洗いが何秒くらいかかっているか一度測ってみてください。)
2. マスクの着用
人混みの中や公共の場所では、マスクを着用して飛沫感染を防ぎます。非常に有用です。
3. ワクチン接種
コロナウイルスワクチンの予防接種を受けることで、感染のリスクを減らしたり、感染しても発症時の症状を緩和できます。
4. 人混みを避ける
感染が流行している地域では、可能な限り人混みを避けることが推奨されます。
5. 咳エチケット
咳やくしゃみをする時は、ティッシュや袖で口と鼻を覆い、飛沫の拡散を防ぎます。
ワクチン接種
COVID-19に対する最も効果的な防御策の一つがワクチン接種です。ワクチンは体内でウイルスに対する免疫を構築し、感染を防ぐだけでなく、感染しても重症化を防ぐ効果があります。全世界で接種が進められており、接種によって多くの命が救われています。
COVID-19についての理解を深め、予防策を実践することが、自分自身や周囲の人々を守る上で非常に重要です。また、ワクチン接種の機会があれば、積極的に受けることをお勧めします。
COVID19の治療
軽症の場合
多くのCOVID-19患者は自宅での療養が可能です。主な治療は症状の緩和に焦点を当てています。
症状緩和
発熱や痛みを軽減するために、アセトアミノフェン(パラセタモール)やイブプロフェンなどの解熱鎮痛剤の使用が推奨されます。
十分な休息
免疫システムがウイルスと戦うためには、適切な休息が必要です。
水分補給
脱水を防ぐために、十分な水分を摂取します。
隔離
他人への感染を防ぐために、自宅で隔離し、家族との接触を避けることが重要です。
中和抗体薬
中和抗体薬は、特定のウイルスに対抗するために設計された人工的に作られた抗体です。特に早期の感染段階で使用されることが多く、重症化リスクが高い患者に推奨されます。
抗ウイルス薬
抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を阻害することにより、ウイルス感染症の治療や進行を遅らせるために使用される薬剤です。COVID-19の早期治療に使用されることがありますが、特に重症患者の治療において有効性が見られることがあります。
中等症~重症の場合
重症または重篤なCOVID-19の患者は、医療施設。での治療が必要になることがあります。
酸素療法
呼吸困難をともなっている患者には、酸素療法が行われる場合があります。
ステロイド
重症患者において、炎症を抑えるためにステロイド(例:デキサメタゾン)が使用されることがあります。
抗ウイルス薬
一部の抗ウイルス薬が、特定の状況下で重症患者の治療に用いられることがあります。
人工呼吸器
最も重篤な患者には、人工呼吸器による呼吸のサポートが必要になる場合があります。
当院で採用している抗ウイルス薬
ラゲブリオ
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がなく、
- 18歳以上であること
- 妊娠または妊娠している可能性がない
- 重症化リスク因子を要する※
※61 歳以上、活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)、慢性腎臓病、慢性閉塞肺疾患、肥満(BMI 30kg/m2 以上)、重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)、糖尿病、ダウン症、脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)、コントロール不良のHIV感染症およびAIDS、肝硬変等の重度の肝臓疾患、臓器移植後、骨髄移植、幹細胞移植後等
ラゲブリオ価格表
3割負担の人 | ○○円 |
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2割負担の人 | ○○円 |
1割負担の人 | ○○円 |