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肝臓

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肝機能障害・脂肪肝の相談|堺市東区初芝 中村まさし内科クリニック

肝臓は、傷んでもほとんど症状を出さないため「沈黙の臓器」と呼ば れます。健康診断の肝機能の数値や、腹部エコーで指摘された所見は、体からの数少ないサインです。このページでは、肝臓の働きと、当院で対応している肝臓の病気、検査の内容をまとめています。

肝臓はどんな臓器か

右のあばら骨の内側にある、体でいちばん大きな臓器です(成人で約1.2〜1.5kg)。

肝臓は右上腹部・あばら骨の内側代謝食べたものを、からだが使える形に変えて蓄える解毒アルコールや薬、老廃物を分解して無害にする胆汁をつくる脂肪の消化を助ける胆汁を分泌する
肝臓は「代謝・解毒・胆汁づくり」を同時に担う工場のような臓器です。予備の力が大きいぶん、多少傷んでも働き続けてしまい、症状が出たときには進んでいることがあります。
沈黙の臓器痛みを感じる神経がほとんどなく、初期はだるさすら出ません。
再生する臓器炎症の段階までなら、原因を取り除けば元の肝細胞に戻せます。
だから健診が要気づくきっかけは、ほとんどが採血とエコーです。

脂肪肝を放置するとどうなる? ── 肝硬変・肝がんへの道すじ

脂肪肝は「よくあること」で片づけられがちですが、放置したときの行き先は決まっています。

正常な肝臓脂肪肝脂肪肝炎肝硬変肝がん脂肪がたまる炎症が起きる線維化発がん減量・禁酒・運動で戻せる治療と生活改善で戻せることがあるここから先は一方通行(元には戻りません)
脂肪肝・脂肪肝炎の段階なら、原因を取り除くことで肝細胞は元に戻ります。線維化が進んで肝硬変になると、その組織はもう元に戻りません。戻せるうちに見つけることが、肝臓の診療でいちばん大切な点です。

ALT が 30 を超えていたら受診を ── 奈良宣言2023

日本肝臓学会は2023年、「ALT値が30を超えたらかかりつけ医を受診してほしい」と呼びかけました(奈良宣言2023)。健診の基準値内でも、30を超えていれば肝臓に何かが起きているサインとして扱います。

健診票の「ALT(GPT)」の欄をご覧ください。30 を超えている方は、採血と腹部エコーで原因を確かめることをおすすめします。

肝臓の病気について

健診で指摘された方へ 肝機能障害 AST・ALT・γ-GTP の異常を指摘されたら。採血とエコーで原因を特定し、そのうえで治療方針を決めます。 くわしく見る → いちばん多い 脂肪肝 肝臓の30%以上が脂肪化した状態。お酒によるもの(AFLD)と、お酒以外によるもの(NAFLD)に分かれます。 くわしく見る → 治療できます B型慢性肝炎・C型慢性肝炎 採血で診断がつき、抗ウイルス薬で治療できます。公的な医療費助成の対象にもなります。 くわしく見る → 良性の腫瘍 肝血管腫 成人の約1〜5%にみられる良性腫瘍。がんではなく転移もしません。多くは経過観察で問題ありません。 くわしく見る → 進行させない 肝硬変 肝臓が硬い線維組織に置きかわった状態。腹水や食道静脈瘤の原因になります。手前で止めることが要です。 くわしく見る →
 

堺市東区初芝で受けられる肝臓の検査

いずれも予約なしで、その日のうちに受けていただけます。

検査 わかること
採血(肝機能) AST・ALT・γ-GTP・血小板から、肝臓の炎症の強さと線維化の進みぐあいを推定します。
ALT 30 超は原因検索の対象です。
肝炎ウイルス検査 B型・C型肝炎ウイルスの有無。一度も調べたことがない方は、この機会に。
腹部エコー 脂肪肝の程度、肝血管腫・肝のう胞などの腫瘤、胆嚢や膵臓の状態。
当院は ARIETTA 65LE LV を使用しています。
肝硬度・脂肪量の測定 エコーで、痛みなく肝臓の線維化と脂肪の量を数値で評価します。経過を並べて追えます。

※ 検査項目・費用は保険区分によって異なります。

 

肝臓のコラム

院長がブログで書いている、肝臓にまつわる記事です。

FAQ

Q. ALT が 30 を少し超えているだけでも、受診したほうがいいですか?
はい、一度は原因を確かめておくことをおすすめします。日本肝臓学会は2023年に「ALT が30を超えたらかかりつけ医を受診してほしい」と呼びかけています(奈良宣言2023)。健診の基準値内に入っていても、30を超えていれば肝臓に何かが起きているサインとして扱います。採血と腹部エコーで、原因のほとんどは絞り込めます。
Q. 脂肪肝は治りますか?
脂肪肝、そして炎症が起きた脂肪肝炎の段階までは、原因を取り除けば肝細胞は元に戻ります。体重を数%減らすだけで数値が変わる方も多くおられます。ただし線維化が進んで肝硬変になると、その組織は元には戻りません。戻せるうちに見つけることが大切です。
Q. お酒を飲まないのに脂肪肝と言われました。なぜですか?
脂肪肝はお酒だけが原因ではありません。お酒以外の要因による脂肪肝(NAFLD)は、食べすぎ・運動不足・体重の増加、糖尿病や脂質異常症と関係して起こります。お酒を飲まない方の脂肪肝はめずらしくなく、放置すればお酒によるものと同じように進みます。
Q. 肝臓の検査に予約は必要ですか。食事はしてよいですか?
採血は当日そのまま受けていただけます。腹部エコーはお電話でのご予約制です(072-349-3918)。エコーの日は食事を控えてお越しいただくと、肝臓や胆のうがよく見えます。お水やお茶は差し支えありません。
Q. B型・C型肝炎を一度も調べたことがありません。調べたほうがよいですか?
一度は調べておかれることをおすすめします。B型・C型肝炎は採血だけで分かり、見つかれば抗ウイルス薬で治療できます。公的な医療費助成の対象にもなります。自覚症状のないまま何十年も進むことがあるため、一度も調べたことがないこと自体がリスクです。

こんなときはご相談ください

  • 健康診断で肝機能(AST・ALT・γ-GTP)を指摘された
  • エコーで「脂肪肝」「肝のう胞」「肝血管腫」と言われた
  • B型・C型肝炎ウイルスを一度も調べたことがない
  • お酒の量が気になっている/減らしたいが続かない
  • 体がだるい、食欲がない、白目が黄色い気がする

ご予約・お問い合わせ

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堺市東区・初芝駅すぐ メディカルスクエア初芝内
072-349-3918
 

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