膵臓
膵臓
膵臓は胃の後ろ、体のいちばん奥にある臓器です。症状が出にくく、外から触れることもできないため、異常は検査でしか見つかりません。だからこそ、のう胞や家族歴といった手がかりを持つ方を定期的に追いかけることに意味があります。このページでは、膵臓の働きと、当院で対応している膵臓の病気・検査をまとめています。
膵臓はどんな臓器か
長さ15cmほど、手のひらより少し大きい、細長い臓器です。
・体の奥にある胃と背骨のあいだ。お腹の上からは触れられません。
・症状が出にくい痛みが出るころには進んでいることがあります。
・だから追いかける手がかりのある方を、決めた間隔で検査していきます。
膵のう胞と言われたら、どれくらいの間隔で診るの?
症状を待つのではなく、手がかりのある方を定期的に追いかける。これが膵臓の診療の考え方です。
膵がんのリスクはどれくらい上がるのか
数字で見ると、家族歴の重みがはっきりします。
膵臓の病気について(膵のう胞・膵がん)
当院でできる膵臓の検査
当院でできるところまでを行い、必要と判断した場合は速やかに連携病院へご紹介します。
| 検査 | わかること |
|---|---|
| 腹部エコー | 膵のう胞、膵管の拡張、腫瘤の有無。前回の画像と並べて変化を追えます。 ARIETTA 65LE LV を使用しています。 |
| 採血 | 膵酵素(アミラーゼなど)、腫瘍マーカー CA19-9、血糖・HbA1c。 |
| MRCP・造影CT | 膵管とのう胞の形を詳しく描き出します。所見があった場合の次の一手です。 |
| 超音波内視鏡(EUS) | 胃の中から膵臓を至近距離で観察します。組織を採ることもできます。 |
膵臓のコラム
院長がブログで書いている、膵臓にまつわる記事です。
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執筆予定CA19-9 が高いと言われた ── 数値だけでは決まりません
FAQ
Q. 膵のう胞は、放っておいて大丈夫ですか?
のう胞の種類・大きさ・形によります。多くはすぐに治療の必要はありませんが、膵のう胞(とくにIPMN)は膵がんの手前で気づける数少ないサインでもあります。放置するのではなく、決めた間隔で腹部エコーを繰り返し、大きさや形が変わらないことを確かめていきます。
Q. CA19-9 が高いと言われました。がんでしょうか?
CA19-9 は、がん以外の理由でも上がります。胆石や胆道の炎症、喫煙、糖尿病のほか、体質的に高めに出る方もおられます。数値だけで決まることはありません。腹部エコーと、必要に応じて MRCP・造影CT(当院で撮影できます)を合わせて判断します。
Q. 血縁者に膵がんの人がいます。検査を受けたほうがよいですか?
一度ご相談ください。血縁者に膵がんの方が1人いるとリスクは2.3倍、2人で6倍、3人以上では32倍とされています。何歳から始めるかに決まった基準はありませんが、当院では腹部エコーと採血から始め、必要に応じて MRCP で確かめる形をとっています。
Q. 膵臓の検査に予約は必要ですか。食事はしてよいですか?
採血は当日そのまま受けていただけます。腹部エコーはお電話でのご予約制です(072-349-3918)。膵臓は胃や腸のガスに隠れやすいため、食事を控えてお越しいただくとよく見えます。お水やお茶は差し支えありません。
Q. 糖尿病と膵がんは関係がありますか?
関係があります。糖尿病のある方は、膵がんのリスクが1.85倍とされています。また、長く安定していた血糖が急に悪くなったときや、糖尿病を新たに発症したときに、膵臓の異常が背景にあることがあります。心当たりがあれば一度お調べします。
こんなときはご相談ください
- 健診やドックで「膵のう胞」「膵管拡張」を指摘された
- 血縁者に膵がんの方がいる
- 糖尿病を新たに指摘された/急に血糖が悪くなった
- みぞおち・背中の痛みが続く、体重が減ってきた
- 腫瘍マーカー(CA19-9)が高いと言われた
